Band Sofaは、2020年の東京パラリンピックに関する活動拠点となる日本財団パラアリーナのためのソファです。
この施設では、ユーザーやスタッフが休憩や軽食、ちょっとしたオフィス作業などができるようテーブルが付いたソファを求めていました。しかし市場に出回っているソファは安全性や使用性に課題があり、オリジナルのソファを制作することにしました。
このソファには「メダルの帯」をモチーフにしたテーブルが付いています。あえて斜めにすることで、座る位置によってテーブルとの距離感が変わり、様々な個性を持ったユーザーや目的に合わせることを意図しました。またこれらは視覚障碍を持った方々でも認識しやすいような色と、ぶつかってもケガに繋がらないよう丸みを帯びた形状をしています。
クッション部は底部にテーパーをつけ、車椅子ユーザーでもアクセスしやすいようになっています。また車椅子からの移動がしやすいよう、高さやクッションの硬さの調整を行っています。
Band Sofa is used at Para-arena, the venue for TOKYO 2020 Paralympic training and camps and para-sport promotional activities.
This sofa has a table and can be used for breaks, snacking, and minor office work. Tables are designed for being used by various people and purposes by installing diagonally like a "medal band". Beside, these are colored to be easily noticed by the visually impaired, and round not to cause injury if hit.
The cushion part had a taper added at the base for wheelchair users to easily come close. Hardness and height of cushions are designed for making easy to move from wheelchairs.
